改善業務の典型的な課題
J-SOX業務を見直すにあたっては、典型的な課題があります。
1. 改善のための工数がかかりすぎる
J-SOX業務を見直すにあたり、過去に作成した3点セット等のJ-SOX文書が重厚長大であり、改善すべきということは理解しているものの、そもそも改善に着手できなかったり、どこから着手すべきか分からなかったり、あるいは、改善に想定外の工数がかかってしまい改善が進まなかったりする、というケースをよく見ます。
スムースかつ早期に改善を完了して、効率化を実現したいというニーズがあります。
2. 他社のベストプラクティスが分からない
J-SOX業務を見直すにあたり、そもそも改善後の姿をどの水準に置くべきか分からず、例年通りの評価作業に終始しているというケースをよく見ます。他社のベストプラクティスや「内部統制の実施基準」で要求されている内容が分からないためです。
過不足のないJ-SOX業務にするために、ゴールの姿を捉えて改善を進めたいというニーズがあります。
3. 監査法人への説明の仕方が分からない
J-SOX業務を見直すにあたり、見直す方向の妥当性や見直した項目の適否について監査法人への説明のアプローチが分からないというケースをよく見ます。J-SOXは単純に業務を削減すればよいわけではなく、財務報告の信頼性の基盤となり、上場会社には要求される重要な手続きになります。したがって、認識したリスクやコントロールについての説明が要求されます。
改善後の業務が、J-SOX制度の目的を十分満たすものであることについて、スムースに監査法人へ説明したいというニーズがあります。
IKPのサービス
アウトソーシングとの同時提供による改善
IKPは、J-SOXのアウトソーシングと改善の両方を同時に提供することができます。J-SOXの改善は、現場部署も巻き込んだ改善作業になるケースがほとんどです。アウトソーシングサービスの過程で、現場部署のビジネス実態やクライアントの組織構造の把握、並びに、各種帳票への理解を深め、その知見を基礎にすることで、クライアントの業務の実態に沿った改善をスピーディーに実現することができます。
また、改善後の実務について、アウトソーシングでIKPが業務を担当することも多いため、責任を持って改善に当たります。
改善領域をパターン化した効率的な改善
IKPは、J-SOXの改善、構築、及び、アウトソーシングのサービスを多くのクライアントに対して提供しています。その知見から他社のベストプラクティスをベースに、改善の領域や方向性をパターン化しています。改善の領域を絞り込み、改善後の姿や方向性を設定した上で具体的なステップに落とし込み、改善を効率的に進めていきます。
典型的な改善領域
- 文書化内容が実態に合っていない
- キーコントロールが不適切または過剰
- 評価対象拠点や業務プロセスが不適切または過剰
- 評価手続が不適切または過剰
- 手続全体がテールヘビー
コンサルティングファームと監査法人の両経験者による改善
IKPは、コンサルティングファームと監査法人の両方を経験した公認会計士が改善の案件を担当します。業務の改善はコンサルティングファームが得意とする一方で、J-SOX業務の改善は「内部統制の実施基準」に準拠した改善である必要があり、また、監査法人への説明も伴うため、監査法人の経験者だとスムースに進めることができます。
コンサルティングファームと監査法人の両方を経験した公認会計士が担当することで、改善効果とスピードを高めたまま、監査法人との協議を円滑に進めていきます。
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