クライアントプロフィール
| 連結売上 | 4,000億円 | 従業員数 | 6,000人 |
|---|---|---|---|
| 業種 | 不動産業 | 市場 | プライム |
クライアントの課題
J-SOXを導入して長期が経過したものの、J-SOX業務の見直しを十分に行えていなかったことで、業務負荷が高い状態が続いていた
- J-SOXが導入当初から自社でJ-SOXの文書構築（3点セット等の文書化）を行い、自己評価を続けてきた
- J-SOX文書は適時の見直しを行ってこなかった
- J-SOX対応は、内部監査部門の特定メンバーに依存して運用してきた
- その結果、J-SOX文書は、ビジネスの実態から少しずつ乖離してしまい、また、特定メンバーへの属人化が進んでしまっていた
- また、内部監査部門のメンバー異動があり、属人化されていたJ-SOX業務の引継ぎをスムースに進めることができなかった
- 現場部署へ依頼する資料の意図や、毎期実施されるミーティングの意味などが明確にされておらず、現場部署及び内部監査部門の業務負荷が高い状態が続いていた
IKPのソリューション
アウトソーシングによるJ-SOX業務の受託と同時に業務改善を推進した
クライアントの課題に対して、まずはJ-SOX業務のアウトソーシングとして、以下の業務を支援した。
アウトソーシングとして受託した業務
計画
- 年間計画の策定
- 計画に基づく評価範囲計画の策定
実行
- サンプル抽出、現場部署への資料依頼及び回収
- 整備評価、運用評価及びその調書化
- ロールフォワード手続き及びその調書化
クロージング
- 年間の着見込及び実績に基づく評価範囲の検証
- 不備評価及び評価結果のとりまとめ
- 内部統制報告書の文案作成
その他
- プロジェクト管理
- 相談対応
- アウトソーシング業務を受託し、実際のJ-SOX業務を担当するなかで「内部統制の実施基準」や他社の一般実務に照らして、過剰や不足と考えられる事項を洗い出し、現場部門、内部監査部門及び監査法人と協議を実施した
- クライアントは比較的大規模な企業になるため、内部監査部門の担当者には、主に現場部門や経営層との橋渡し役を担ってもらい、IKPは改善のための説明資料作成や各種関係者への説明を担当して推進した
- その結果として、以下の事項の改善を達成した
【主な改善事項】
・ビジネス実態と乖離していた3点セットの修正
・リスク・コントロールの再設定
・3点セット更新サイクルの構築
・評価範囲選定ロジックの見直し及び評価範囲拠点の適正化
・現場部門へ依頼する資料の適正化・削減
・評価手続きの見直し・簡素化
J-SOX体制図
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