株式会社インターナレッジ・パートナーズ IKP税理士法人

IFRS導入支援

クライアントの課題

短期間でのIFRS初度開示の実現

クライアントの課題

 クライアントは、外食業で東証1部上場企業である。資金調達の多様性メリットを取るためにIFRSへの移行を検討していた。 クライアントはビジネス的に早期意思決定と早期アクションを重要視しているため、長期間をかけたIFRSの導入検討・準備・移行ではなく、可能な限り短期でのIFRSへの移行を検討していた。目標とするIFRS初度開示まで約1年半に迫っていたため、手戻りが無く効率的な導入作業を行うことが必須となっていた。

 ただし、社内には短期間のIFRS導入を実現できる人的リソースやIFRS導入のノウハウがほぼ乏しかったため、外部コンサルティング会社の支援を検討していた。

IKPのソリューション

短期間によるIFRS導入のため、IFRS導入に関するナレッジの提供はもちろんのこと、IKPが徹底したプロジェクト・マネジメントを担い、プロジェクトを強力に推進。短期でのIFRSへの移行に成功した。

クライアントの課題

 IKPのIFRS導入支援では、IFRS導入の意思決定から初度開示まで2年を切っている場合は、強いプロジェクト・マネジメント体制を敷いて厳密なタスク管理を実施するようにしており、当クライアントでもそれを実施した。 具体的には、業種・業態から想定されるIFRSの論点をすべてリストアップし、GAAP差異検討と開示差異検討に要する期間を見積もって全体のスケジュールを作成した。

 

 IFRS導入には、経理部署の検討参加が不可欠であるため、スケジュールには現行日本基準における決算作業や、監査法人による検討期間や監査期間も織り込み、実行可能性を予め担保した。 また、当クライアントは外食業で多店舗展開しており、また、子会社買収時にのれんを計上していることから、主たるGAAP差異論点は固定資産の減損とのれんの減損にあった。

 これに対して、プロジェクト期初に網羅的なGAAP差異の洗出しを行いながら、当初より主要論点については集中的に影響調査を行い、GAAP差異対応について監査法人との協議を開始した。

 プロジェクトは、当初のスケジュール通りに進捗しない課題(新規取引の発生など)が発生するため、週次で進捗確認のミーティングを行い、スケジュールの微修正と課題の対応管理を行いながら進め、当初の目標通りIFRS初度開示を達成した。

 

 IKPのIFRS導入支援は、IFRSに対するナレッジやIFRS導入プロセスに対する知見・ノウハウの提供だけでなく、プロジェクトマネジメントに関しても担い、プロジェクトの推進を図るのが特徴である。プロジェクト期間であっても経理部署や監査法人は通常の決算業務対応などがあり、IFRS導入プロジェクトに完全に集中できるとは限らない。このため、IFRS導入の成功のためにはプロジェクト管理が非常に重要となる。

IFRS導入スケジュール

クライアント課題の図

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