株式会社インターナレッジ・パートナーズ IKP税理士法人

IFRS第10号「連結財務諸表」(定義)

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(平成23年12月31日現在)

3.定義

IFRS10号では、下記の通り用語が定義されています(IFRS10 AppendixA)。

 

・連結財務諸表(Consolidated financial statements)
親会社とその子会社の資産、負債、持分、収益、費用およびキャッシュ・フローを単一の経済的実体のものとして表示する企業集団の財務諸表をいう。

 

・被投資企業の支配(control of an investee)

投資企業が、被投資企業への関与から生じるリターンの変動性にさらされている、もしくは、変動するリターンに対する権利を有している場合、および被投資企業に対するのパワーを通して、当該リターンに影響を与える能力を有している場合、投資企業は被投資企業を支配している。

 

・意思決定者(decision maker)
本人または他の当事者のための代理人として、意思決定権限をもっている企業をいう。

 

・企業集団(Group)
親会社およびその子会社をいう。

 

・非支配持分(non-controlling interest)
子会社に対する持分のうち,親会社に直接又は間接に帰属しないものをいう。

 

・親会社(parent)
1つ又は複数の企業を支配する企業をいう。

 

・子会社(subsidiary)
他の企業に支配されている企業をいう。

 

・パワー(power)
関連する活動に指示する現在の能力をもたらす権利を有していることをいう。

 

・防御権(protective rights)
権利が関係する企業に対するパワーを与えることなしに、権利を保有する当事者の利益を保護するためにデザインされた権利をいう。

 

・関連する活動(relevant activities)
IFRS10号の目的上、関連する活動とは、被投資企業から生じるリターンに重要な影響を与える被投資企業の活動をいう。

 

・解任権(removal rights )
意思決定者から意思決定権限を奪う権利をいう。

 

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