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今日は、日経朝刊14面のモバイル特化型SNSの記事から。
<2012年4月19日 日経朝刊14面 要約記事>
・スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の普及を追い風に、モバイル機器に特化した交流サイト(SNS)が台頭してきた。
・開発当初からスマホでの使い勝手を追求。運用会社による大型の資金調達も相次いでおり、パソコン向けで急成長したフェイスブックの「次」をうかがう。
・「パス」はフェイスブック出身のデーブ・モーリンCEOらが設立したパスが2010年11月に始めたサービス。当初は写真の共有を主な使途としていたが、昨年11月からはメッセージなども共有可能にしてSNSとしての機能を大幅に強化。その後の約5カ月で200万人の新規利用者を集めた。
・スマホの出荷台数は11年にパソコンを上回り、ネット接続機器の主役に躍り出た。SNSはそもそも友人や知人と情報を共有するためのサービス。スマホを持つ時代になればわざわざパソコンは立ち上げない。
・パスは3000万ドル強を調達、カラーラボは4100万ドルを調達。
・フェイスブックはインスタグラムを10億ドルで買収。フェイスブックは5月頃に上場するとみられ、時価総額は1000億ドルに達する見通し。
・ネットの利用環境が大きく変わる中、モバイルに特化した企業がフェイスブックの現在の地位を脅かすのか、それとも上場で資金力を付けるフェイスブックがM&Aを駆使して防戦するか。投資家を交えた動きがこれから一段と熱を帯びてくる。
<記事の要約はここまで>
ついこの間まで、フラッシュマーケティングのグルーポンが騒がれていたと思えば、フェイスブックが台頭し、そう思ったら、「次」が出てきているのですらから、この業界はやはりスピードが早いですね。
◆スマホの普及と新たなSNS
以前のBizBlogでも頻繁に取り上げているように、スマホが爆発的に普及しています。
アップルのiPhone4Sもそうですが、NTTドコモなども次世代のLTE技術を使ったクロッシーが発売されており、スマホ普及は進みそうです。
■ 2012/01/16 KDDI、スマートフォーン通信料 最大3割下げ
こうした中で、SNS業界では新たな動きが出ているようです。
日経の記事にもあるように、スマホによる利用を前提としたSNSを手掛ける「パス」が利用者数を増加させているようです。
日経の記事では、パスCEOのデーブ・モーリンのインタビューも掲載されています。
モーリン氏曰く、パソコンの利用が15億台であるのに対し、携帯電話は50億台なのだから、モバイルSNSの持つ可能性はとても大きく成長余地は大きいとのこと。
日本市場においては、「写メール」が古くからあり、パスにとって米国に次いで顧客の伸びが大きい国であると思っているようです。
SNS市場は、フェイスブックが席巻している感じでしょうか。ユーザ8億人ですから、凄いですね。
プロフェッショナル向けではLinked inがアメリカでは結構使われているようです。
日本語版が最近リリースされたのもあって、日本ではイマイチ流行っていないように思います。
筆者のまわりでLinked inの日本語版を使っている人にお会いしたことがありません。話題にもあまりなってないように思います。
Googleは「Google+」というSNSを提供しています。
一応、「SNS」というくくりにしてますが、筆者の知人と話すと、Google+はどちらかというと「”グーグルサービス”全体の強化」という感じを受けるとのことです。
Googleは検索エンジンがコア・ビジネスですから、そういう見方もうなづけますね(筆者自身はあまり詳しくありませんが)。
Googleは、Google+上でソーシャルゲームも展開をはじめています。
一方で、日本はグリーやDeNAといったソーシャルゲームの企業が元気ですね。
以前のBizBlogでもグリーやDeNAの業績はご紹介しております。
■ 2012/03/05 グリー、ソーシャルゲーム世界でどう戦う?
言語の壁があるためか、日本のmixiやサイバーエージェントといった日本を代表するSNSは世界展開とまではいってません。
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